障害者用Suica・PASMO、来年3月から新たに発行開始 自動で割引適用 首都圏などに拡大

JR東日本とパスモは来年3月18日から、障害者用の交通系ICカード「Suica」「PASMO」の発行を新たに開始する計画だ。【Joint編集部】

既に関西では障害者割り引き用ICカードの普及が進んでいる一方、他の多くの地域では窓口で障害者手帳の提示などをしなければならない。今後、対象エリアではその必要がなくなる。

この新たな交通系ICカードを使えるのは、第1種身体障害者・知的障害者とその介護者1人。本人用と介護者用の2枚が発行され、改札機でタッチすれば自動的に割り引き料金で乗車することができる。単独で使うことはできず、障害者と介護者の2人で移動していなければならない。また、障害者手帳の携行も必要だ。

具体的な対象地域は首都圏、青森、盛岡、秋田、仙台、新潟などのSuica・PASMO利用可能エリア(開始時期は地域ごとに異なる)。購入時には障害者と介護者が窓口などへ行く必要があり、障害者手帳の提示が求められる。

関西では多くの鉄道・バス事業者で障害者用ICカードが導入済みで、手帳をその都度見せなくても割り引きが受けられる。これを関東でも進めて欲しいとし、当事者団体などが普及促進を国に要望していた経緯がある。

JR東日本は取材に対し、「障害者割り引きが適用されるお客様がICカードを利用される場合、窓口での処理が必要だったが、このたびICカードを活用したサービス提供の準備が整った。一般のお客様と同様に途切れのない移動が可能になれば」とコメントした。

提供元:介護のニュースサイトJoint

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